エンジニアキャリア論のイベントに参加してきました
こんにちは、カイノです。
エンジニアキャリア支援をされている渋谷にある企業の「20代エンジニアのキャリア論」というイベントに参加してきました。
タイムスケジュールは以下のような流れでした。
19:30 ガイダンス (10分)
19:40 講義(45分)
20:25 質疑応答(10-20分)
20:40 懇親会
講義の内容はざっくりこんな内容です。
・エンジニアは貴重な存在ということ
・年収の目標はどこか
・同世代のキャリアパスイメージ
・3年目&30歳までになっていてほしい姿
・キャリアアップのためにやるべきこと
講義の詳細を備忘録的サムシングとして以下に記載します。
エンジニアは貴重な存在ということ
・全労働人口の中でITエンジニア割合は1%。
・転職求人倍率は10%前職中圧倒的TOP
・IT人材不足。このままでは日本が終わるレベル。
・プログラミング教育必修化でエンジニアは増えない。高まるのはITリテラシーのみで、英語の必修化によってみんなが英語を話せていないことが良い例。
年収の目標はどこか
・幸福度の臨界点は600万円らしい。
・日本人の平均年収は430万円くらい。
・まずは600万円を目指してほしい。
同世代のキャリアパスイメージ
・技術レベルが上位5%、10%のエリートになれなくても、上位20%に入らないとエンジニアとしてやりがいを持てない。
・上位20%とは
- 3年目時点では、SIerをしていて同僚のレベル感に愕然として個人で技術力を上げる手段を勉強会などで模索し、Web系言語の自主学習を始めるぐらい。転職も模索しだす。年収300 ~ 400万円。
- 30歳時点では、上位10%の3年目あたりと同じくらい。メガベンチャーの普通の人 or 中規模ベンチャーのエース。上がいることを痛感しつつ、より好待遇な職場を求めて同規模 or メガベンチャーに転職する人も。年収500 ~ 600万円。
・技術だけでなく、それを活用した別のスキルも磨くことが大事。
3年目&30歳までになっていてほしい姿
・3年目になるとポテンシャルではなくスキルで評価される。
・3年で1万時間=その道のプロになって「しまう」
・30歳でベテラン扱いになる
・何か(実績、スキル、人脈、地位)がないと対外的に相手にされない
・自分の時間が圧倒的に減る(部下の教育、結婚、出産)
・体力が明らかに落ちる(二日酔い、肉、徹夜)
・誰も怒ってくれなくなる、アドバイスくれなくなる
・少なくとも30歳までに20%に入ったほうが良い
キャリアアップのためにやるべきこと
・良い環境に転職
・転職は1つ上のレベルの会社を目指す、入社時はその会社の中間より下で良い
・自分でインプット・アウトプットをする
転職はそう簡単に出来ないよって方には以下がオススメされてました。
↓オススメ行動順
◎副業、アルバイト
◯勉強会講師
◯趣味で何か作る
◯ブログを書く
△勉強会参加
△プログラミングスクール
・上記の内容は3ヶ月でOK、その間はすべてプログラミング、受験と比べれば余裕
・コツは仲間をつくる、期限をつくる、転職活動をする
質疑応答
一番に質問しました。
Q.未経験かつ中途からエンジニアを目指す場合どういったキャリアを目指すと良いでしょうか?
A.プログラミングをしていってポートフォリオやサービスを作って経験を積んでから上位20%の会社を目指していくことが良い。
未経験ですぐ就職活動してブラックな会社に入ると良い経験ができない。
他の方の質問
Q.WEBエンジニア4年目からフリーランスへのキャリアチェンジはしないほうが良いでしょうか?
A.受注した案件をこなすのみでスキルの切り売りになってしまい、エンジニアとしてのキャリアアップは見込めない。収入や技術レベルを上げなくても良いのならフリーランスはオススメ。
↓以下の記事にも触れてました。
ブロガー界隈の有名フリーランスエンジニアを見てプログラミングを始めないでくれ - 渡るネットは嘘ばかり
Q.WEB自社開発のデメリットは?
A.スタートアップの会社だと仕様がコロコロ変わる可能性や深夜までやることも多い。没頭したものが価値貢献に至らないという可能性も。自社開発だからすべて良いわけではもちろん無い。大きいメーカー系SIerやユーザー系SIerの方が良かったりもする。
Q.未経験からVRや人工知能、データサイエンティストを目指すことはどう思いますか?
・専門性が高くなればなるほどTOPにニーズが集中しやすい。
・汎用性も低く、市場の展望が読めないので先行きは怪しい。
・信じてやった人が栄光をつかむ可能性はある
・データサイエンティストは強い人が多すぎて(質問者:27歳未経験だと)辞めたほうが幸せ。
質問が終わり、その後は懇親会でした!
参加者同士で学んだことやキャリアについて話し合っていました。私もアドバイスをいただいたり、お話盛り上がった方とライン交換をさせていただいたりしました。
主観まとめ
エンジニアとして高いキャリアを歩む人たちに対して自分の立ち位置はどこなのか、自分はどうなりたいか、そしてどんな行動をしていくかを決めてコミットしていくことが大事。
WEBエンジニアにゼロから転職することは無理ではないが、相当な努力が求められる。